綺麗な夕日をみたいと思う、 都会に住む人
都会の便利なところに住みたいと思う、小さな島国の人
高い山を見たいと思う、草原に住む人
象を見たいと思う、高い山に住む人
みんな地球という、星に住んでいる
インターネット上にある複数のサーバーを利用して作業を行うサービス形態を表した概念の一つ。ネットワークをイメージする図版で雲(クラウド)をよく使うことからきた表現である。また、なかが見えない雲のようにネットワークの向こう側を気にせずに利用するというイメージもある。
これまでのようにクライアントのパソコン側で処理を行うのではなく、インターネットのなかにあるサーバーなどのさまざまなリソースを利用してデータ処理するサービス全般のことで、一般的にブラウザーを介して作業を行う。その際、インターネット上の複数のコンピュータを活用していても、ユーザー側はそれを認識することはない。提供されるサービス内容のみを意識すればよいため、インターネットという雲全体を活用しているイメージが生まれる。
従来のコンピュータ利用は、ユーザー(企業、個人など)がコンピュータのハードウェア、ソフトウェア、データなどを、自分自身で保有・管理していたのに対し、クラウドコンピューティングでは「ユーザーはインターネットの向こう側からサービスを受け、サービス利用料金を払う」形になる。
クラウドコンピューティングは、従来から存在するネットワーク・コンピューティング、ユーティリティコンピューティング、SaaSなどを言い替えたもの、あるいはこれらの要素を含み更に発展させたもの、などとされる。
クラウドコンピューティングの階層(SaaSはApplicationを、PaaSはPlatformを、IaaSはInfrastructureを提供する)
クラウドコンピューティングは、以下の3種類に分類される場合が多い。また以下を総称してXaaSと呼ぶ場合もある。
インターネット経由のソフトウェアパッケージの提供。電子メール、グループウェア、CRMなど。セールスフォース・ドットコムのSalesforce CRM、マイクロソフトのMicrosoft Online Services、GoogleのGoogle Appsや、日本ではブランドダイアログのGRIDYグループウェアがある。
インターネット経由のアプリケーション実行用のプラットフォームの提供。仮想化されたアプリケーションサーバやデータベースなど。ユーザーが自分のアプリケーションを配置して運用できる。セールスフォース・ドットコムのForce.comプラットフォーム、GoogleのGoogle App Engine、マイクロソフトのWindows Azureなど。
インターネット経由のハードウェアやインフラの提供。仮想化サーバーや共有ディスクなど。ユーザーが自分でOSなどを含めてシステム導入・構築できる。Amazon.comのAmazon EC2、Amazon S3など。
クラウドコンピューティングの種類(パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウド)
インターネット経由の一般向けサービスを「パブリッククラウド」、業界内・企業内(ファイアーウォール内)などのサービスを「プライベートクラウド」、両者を組み合わせたサービスを「ハイブリッドクラウド」とも呼ぶ。特にプライベートクラウドはアウトソーシングの一形態とも言える。